ウーロン海

株について考えをまとめたり、近況報告をします。

PLANT(7646)の決算予測とポジション

PLANTの第三四半期決算が明日(07/24)引け後に発表となります。

前期=2022年9月期、今期=2023年9月期

月次営業報告から決算内容を予測しロングすることにしたので根拠をメモしておきます。

まず、4~6月の月次営業報告からみた売上は前期比で平均1.63%の上昇となり、会社の年次売上予測の前年度比
0.7%増を上回っています。

出典:Plantホームページ


粗利率も2022年度9月期からから毎四半期で前々期に対し上昇を続けており、今期の第一、第二四半期はそれぞれ
前年度比で0.66, 0.33%のプラスです。

ここから第三四半期の粗利率が前年度比+0.3%の22.6%とコンサバに予測し、粗利を計算しました。

売上高は上に記載したように、前年度比1.63%上昇と考え24484.5百万円、粗利は5533百万円となります。

ここまで書くと売り上げは予想より大きいし勝ち確定!と考えるかもしれませんが、そんな簡単な話ではなく落とし穴があります。


それは光熱費の高騰です。
2022年9月期の決算発表において、今期は292百万円の光熱費の上昇を見込んでいました。

2022年9月期決算発表資料


しかし、今期の第2四半期の時点で、既に前期比で214百万円上昇しています。1四半期で前期比100百万円くらい増えているので、
通期では会社の予想を100百万円程上回る試算になります。

2023年度9月期 第2四半期決算説明会

従って、粗利の上昇と比較吟味しなくてはいけません。
第3四半期の予測粗利が5533百円(前期比+161百万円)で、光熱費は+100百万円とすると、
売り上げの増加で光熱費の増加を相殺し、60百円ほどプラスになると考えられます。

また、第二四半期の時点で通期の経常利益予想の66.9%を達成していますが、コロナの再流行や電気代の高止まりを理由に
見送った通期業績予想の見直しを狙ってロングポジションを持つ方針としました。

補足として、第2四半期時点で見送った理由は特別利益が多く計上されたためというのも考えられますが、
コロナのマイナス要素が消え、第3四半期において売上が前期より多いため見直しが起こる可能性が高いと判断しました。


他のリスク:粗利率の上昇幅低下

決算予測が外れた場合、株価が年初来安値の水準まで低下すると考えると、推定ドローダウンは購入額の19%程度になりそうです。
ただ、同業他社及び本社の過去のPERと比較すると株価は割安圏のため、決算成功したら1000円くらいまで株価は上昇すると思われます。